W124フロントブレーキのリペア
フロントキャリパーのオーバーホールキットでブレーキタッチが改善
最高速号(W124 300E−24)はate製の4ポッドです
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4ポッドキャリパー |
ブレーキタンクにラップ |
塗装を激しく汚すブレーキオイルですのでなるべく垂らさない工夫を
このようにタンクにラップかけておくと漏れる量が少なくなるはずです
まずはブレーキホースを外します
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ステンメッシュホース |
目止めしたゴムホース |
11mmと14mmのフレアレンチを使ってステンメッシュホースを外します
ブレーキ液が垂れてきますので素早く目止めしたゴムホースを取り付けます
ステンメッシュに交換したときのゴムホースです廃棄物利用です
後日「ホースプラグセット」というゴムストッパーを購入しました
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17mmボルトの穴 |
外れたキャリパー |
内側にある17mmのボルト2本を抜きます 配線も忘れずに取ります
キャリパーが取れます(ブレーキセンサーなどの固定部品を外すこと)
まずはピストンのシムを外します次にピストンからダストブーツを外します
ここまでやればピストンをキャリパーから出す作業です気をつけて下さい
L字型クランプと木片を使って
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ピストン |
ポン!! |
圧縮空気を入れますと
「ポン!」とピストンが飛び出します
本当に大きな音ですのでびっくりしないようにそれと安全には充分気を付けて下さい
近くのバイク屋さんに行きエアコンプレッサーを借りて事なきを得ました
空気入れでも工夫をすれば可能でしょうができればエアコンプレッサーでやりましょう
コツがわかれば8ピストンを出すのもそれほど時間はかかりません
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次から次へと |
すべて終了 |
バイク屋さんでクランプを駆使して次から次へとピストンを抜いていきます
「ポン!」カシャカシャ「ポン!」カシャカシャと作業所の片隅で作業です
8個のピストンを出し終え自宅での作業
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分解 |
シール |
各ピストンの中に入っている
「シール」を抜いていきます
写真のような先の尖った「ピックアップツール」などがあれば便利です
8個ありますので分かるようにキチンと並べておきます
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ピストン |
洗浄 |
ピストン・シール・ダストブーツ・プレートなど綺麗にして並べておきます
特にピストンは(大小がありますが)メモなどをして間違えないようにしましょう
シリンダー内部の傷やピストンなどのサビなどにもよく注意してリペアします
キャリパーも綺麗に洗浄します特に溝や通路などもカスもよく取っておきます
キャリパーリペアキット登場
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特殊工具 |
リペアキット |
純正ブレーキ液・ラバーグリス・ミニフック・ブレーキクリーナー・綿棒など
リペアキットですシール・ダストブーツ・純正だとワンセット9千円もします
取り付け手順など
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シールの大小 |
ダストブーツ |
ヒートシールドは大小目印がありますが間違えないでしょう
シールに薄くラバーグリスを塗ってキャリパーの溝に嵌めます
ダストブーツはピストンの溝にラバーグリスを薄く塗って嵌めこみます
ここまでは丁寧にやれば問題ありません 大変なのはこれからです
新品ダストブーツの装着
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ピストンを入れる |
ピストンの切り込み |
ピストンにブレーキオイルを塗ります真っ直ぐに水平にゆっくりを差し込みます
ある程度までは入っていきます固くなったらクランプなどを使って奥まで差し込みます
一番奥まで押し込んだらダストシールをキャリパーの出っ張りに嵌め込みます
これが固くてなかなか嵌りません 最後にグッ!と入れるとスルと抜けてしまいます
根気良くやって下さいなんとか嵌ります(でもこれが8個もあります!)
このピストンの切り込みはなんのためにあるのでしょうか?オイルが流れ易くなる?
抜いたときの感じだとオイル通路側にあったと思います(よく見ておかなかった)
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終了 |
エア抜き |
左右8個ピストンを入れ終えたら各プレートを嵌め込みます(手を切らないよう注意)
これでキャリパーの取り付けになります(センサー類などはあとから取り付けます)
キットに付属していた18mmボルト新品を付けます(110Nm)
最初に外したセンサーの金具やパッドなどを取り付けていきます
ブレーキホースを確実に取り付けて点検をして忘れ物がないか確認します
最後に
「エア抜き」 をして本当の終了です(勿論4輪ともです)
−感想及び注意点−
○4ポットの場合ピストンを押し出すのに圧縮空気(コンプレッサー)が必要です
自転車の空気入れでは上手くいきません貸りるか持って行くかしてピストンを
出す準備しておきましょう(これだけで結構時間をとられます)
○8個ダストブーツを嵌め込むのは本当に大変です 時間に余裕をもちましょう
10時から始めて19時終了でした不慣れな人には一日ではキツイと思います
キャリパーの掃除(外側)も適当なところでやめないと時間が足りなくなります
○ピストンや部品は必ず元の位置に戻しましょう 慌てると分からなくなります
ピストンやパッド、ボルトなど外したものはメモをするかして元に戻せるようにします
特に上下左右区別がないものは写真やメモ(荷札)などで忘れないようにして下さい
最後にブレーキは「重要保安装置」です自信がなかったり分からない場合は
無理をせず聞くか、経験者のアドバイスを仰ぎましょう
次はエンジン関係の整備ですまずは
「エンジンマウントの交換」 です