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オークション業者返品の対応

青い鳥号は 「スポーツライン用のバネ」 を入れてだいぶ硬くなりましたが
本人はいまいち気に入らないようです

リヤダンパーは 「ビルシュタインテクニカルセンター」 でセッティングを繰り返し
かなり満足いく仕様になりましたが、フロントのセッティグは5万円ぐらいかかるそうで

新品購入した方が安く上がります
「もっと硬くしてえ〜」と悶々としていたところ オークションの出品が目に止まりました


 「新品(在庫品)ロリンザーフロントショック1セット W124用」

w124 ロリンザー
W124フロントダンパー 憧れのロリンザーロゴ

ま、猫に鰹節またはマタタビですか 迷わず入札!運良く落札しました
(値段の方はちと内緒)

オークションの出品者調べたら埼玉の外車専門中古業者だそうです
まあ安心です プロの出品なら変なのつかまされないはずです(多分)

夢見るのは以前乗っていたC36の脚回りだそうで(C36はちと硬すぎ)
目指す理想はE55の乗り心地だそうです(イメージは空飛ぶ魔法の絨毯)

ロールをして曲がるW124

300E−24 E280LTD
300E−24 E320LTD

本人曰く 「ロールするのは嫌いだ!」 そうで <↓>こんな感じにしたいそうです

C36AMG E55
C36AMG E55AMG

スピードも違うしアングルも違うので参考程度にして下さい (写真提供「オーさん」)



さて本題に戻ります

メール連絡、入金も無事終わり、何日かして荷物が届きました
早速梱包をほどいて『ショックアブソーバー』の確認をします

「ん、ん、ん??? ん?!」 なんか新品にしては滑らかさがありません
「なんなんだこのダンパーは」 ガコッ ガコッという感じで戻ってきます

一番最初に思ったのは 『オイルが切れている!』 だそうです

落ち着いて「今日は木曜日 今度の土曜日に持って行って聞いてみるか」
だそうです(なんと良い人なんだろう自分なら怒り狂って即電話でしょう)

金曜日の晩メールがきました(この時点で初めていきさつを知りました)
「明日埼玉の業者に行くんだけど一緒に行く?」

なにやら面白そうです(笑)勿論同行することにしました  ワクワ〜ク〜



翌日土曜日 途中で拾ってもらい池袋から122号線岩槻方面へ

便利な世の中です 住所を入力すれば知らない土地でも教えてくれます
(古いCDタイプのナビでもです)

中古車屋さんに到着色々なパーツも売っています スプリング、ショックなども転がっています
中古ショップというより外車専門チューンショップという感じです

は: 「これ見てください どうみても抜けていますよね」
す: 「そうだ そうだ」 (と心の中で叫ぶ)
は: 「今まで何本ものショック触ったけどこんな戻り方しませんよ」
す: 「そうだ そうだ」 (と心の中で叫ぶ)

は: 「在庫だったんですか?オイル変質したのかもしれない どうにかして下さい」
す: 「そうだ そうだ お金返すか直すんじゃい」 (と心の中で叫ぶ)
(実際は後ろに立っていて双方のやり取りを聞いてました)

業者さんこちらの話きちんと聞いてくれてしばらく考えてダンパー触りながら

業: 「分かりました 善処します で、どうします?」
は: 「せっかく買ったんだからできれば直して下さい
   テクニカルセンター持って行けばオーバーホールしてくれます
   費用はそちら持ちでお願いします」

業: 「分かりました ではこちらでテクニカルセンターに送ってオーバーホール頼みます」
は: 「場所は知っているんで引取りはこちらで行ってきます 分かるようにして下さい
   ではよろしくお願いします」


一件落着です はて自分が行った意味は?

す: 「ここまで来た時間と費用はどうするんだ 最初から確認すれば問題ないだろう」
業:「むっ 何なんだコイツは?」
は: 「これ 僕(しもべ)の者 静かにせんかい」
は: 「折角話がまとまっているのに壊すこと言うでない カツ丼奢ってあげるから
   向こうで遊んでなさい 世は平和主義なんだから邪魔しない シッシッ
す:「はは〜」


この人、以前オークションでBTSキット落札したのですが
なぜかこの時だけ他の入札者がいなかったので格安落札しました

連絡をして取りに行ったところ(この出品者も業者さんだったそうですが)
「あの金額では渡せない なぜこんな処まで来たのか」
と文句を言われて帰って来たそうです

(強く出ていけない性格なのか平和主義なんですかね)
自分なら倉庫から持ちだしてきて大騒ぎになるところでしょう(^^;

結局そのBTSキットはあきらめたそうです
(平和主義者なんですね自分なら評価最悪入れて管理者に訴えてやるんだけど)

この業者BTSキットを何セットも別々に出品していていまして
いつもは出品金額よりかなり高く売れていました よほど頭にきてたんでしょう



さて無事終了しました 勿論帰りに豚カツ奢ってもらいました(^^)
何日かしてビルシュタインテクニカルセンターに取りに行ったそうです

新しくなったロリンザーショックを交換してめでたしめでたし

テクニカルセンター ショック交換
テクニカルセンター ダンパー交換

普通ならこれで終わるでしょうが この話にはちょっとしたオチがありまして

ビルシュタインテクニカルセンターの話だとこのダンパー全然問題なかったそうです

伸び率縮み率の表を見せてくれきちんと説明までしてくれました
充分硬いダンパーでまごうことなく新品のロリンザーだそうです

ではなぜ自分たちは駄目なダンパーだと思ったのでしょうか?

ヒント:在庫品 宅配便


答え: 長い間横にしていたのでオイルが機能してなかった だそうです



よくショックの押し比べをしますが 人が押したぐらいでは性能など分からないそうで
きちんと機械で加重を掛けてグラフにして初めて本当の性能が分かるそうです

(これ長年やっていたスキーで板の返りを見るのによく板を曲げますが、まあ目安です
ELANは硬い ロシニョールは軟らかい アトミックは腰がある ぐらいかな)
自分の感覚だと目安にはなる と思っていますが(^^)

抜けているのは分かりますよね あとオイル漏れしているのはペケ
心棒が戻ってくる感じはそれぞれ違います 一応そのぐらいの目安ですかね

ということは、ダンパーを取り付ける時には前の晩くらいから立て掛けておいて下さい
その方が性能がすぐでます(というより成立させていないと駄目なもんだそうです)

最近聞いた話ですと取り付ける直前にあおってから取り付ける方が良いそうです

結局 はなまるさんは新品のロリンザーをセッティングの表をもらって購入した
という訳です 自分は埼玉までお付き合いして豚カツをご馳走になりました(笑)
(あそこで暴れていたらどうなってたんでしょうか)

まあ人間きちんとした意見にきちんとした対応が一番です
決して怒鳴ったり暴れたりしてはいけません(と、分かってはいるんですけどね)



次の対応編はすぐ暴走する人のお話です

「オークション業者の対応その2」 送料編です




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