KYB油圧ジャッキを直す
日頃の酷使のせいか25年間使っていた油圧ジャッキが壊れました
KYB(カヤバ)油圧式シザースパンタグラフジャッキです 何度お世話になったことやら
車高の低いクルマ(多いんです)の時に大型ジャッキ掛けられるように補助で使ってました
他にもダンパーを縮める時とかエンジンを持ち上げる時などに本当に大活躍していました
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金属疲労か? |
ジャンク品落札 |
右側が落札したジャンク品のKYB油圧ジャッキです(百円でした)
まず研究です KYBのジャッキは人気があり結構します 相場で4千円以上ですね
新品だと1万円以上しますとても買えません とある日こんなジャンク品がありました
上側の金具が無いことと『油圧シール』が駄目で途中までしか上がらないとのことです
「ボディが駄目で油圧が大丈夫なジャッキ」
と
「ボディが大丈夫で油圧が駄目なジャッキ」
二つ組み合わせれば完成品作れそうです(^^) 即入札!無事百円で落札
さて作業開始です どうなるでしょうか
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作業現場 |
ゴムキャップ |
ブレーキクリーナーで油を落として様子をみます
シリンダー中の油を抜いてジャッキ専用油を入れます
ついでのゴムキャップで栓をしてタイラップで結びます
これでなんとジャッキがきちんと上がりました\(^^)/
ところがよく見てみると
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金具の穴 |
拡大写真 |
よほど無理をしていたか重いものを上げていたんでしょうこんなことになっていました
下側のステーの穴が変形しています 危ないです 早速追加作業開始です
ニコイチにしたいので新?旧とも分解します
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分解1 |
分解2 |
新型?の方は下側はオーピンで止まっています 中はグラインダーで削って分解します
旧型の方はかしめになっていました こちらは再使用しないので削って落としました
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旧型拡大写真 |
新旧比較 |
今まで使っていたジャッキの拡大写真です 24年間でも丁寧に使えばこのように綺麗です
新旧比較です こんなに違います 無理をしないさせない 工具は大事に扱いたいです
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完成 |
ジャッキアップ |
もう一度組み立てて完成です お疲れ様(^^)
ジャッキアップ! こうありたいです
これで終了です ジャンク品のジャッキ 箱まで付けてもらい感謝しています
これからも末長く使っていきます ではまた(^^)/何処かの整備オフで
工具のお話については こちら
「すずたかの工具部屋」
をどうぞ
2年後今度はピストンが駄目になりました
「リペアキットを買ってオーバーホール」 です