自動車と税金について
自動車を買うときや持っているだけでかかる税金のお話です
なんとなく支払ってますが、今一度キチンと調べてみましょう
自動車関連の税金は全部で3種類あります
1:自動車税 2:重量税 3:取得税
1:自動車税
この税金は
車の排気量によって決まっています
毎年4月1日
に車を所有している人に課税されます
ですから3月末は大変混みます(税金関係のため)
5月連休頃納税通知
が来ます 5月中に払わないと督促状が
来ますが7月までは滞納金はかかりません
2.重量税
車検時(新車の時にも)に納税します
文字通り
車の重さによって決まります
改正され「廃車」にした場合戻ってきますので手続きをしましょう
3.取得税
車を買ったときに掛かる税金です 新車の場合は車両本体価格の
9割が課税価格で課税価格の5%が取得税になります
最近は排気ガスがきれいな車には減税される
「クリーン税」などがあります
中古車の場合は計算が複雑ですが、基本的に
新車から5年経った車は
非課税(無料)になります
それ以外の車は 新車課税価格に原価償却率を掛けたのが課税価格になり
50万以下なら非課税になります勿論
古物証の資格
を持っていれば無料です
こんな基本的なお話では面白くないでしょう(^^)
もう少し業界内のお話をどうぞ
1.自動車税
軽自動車
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7200
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軽商用車
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4000
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1000cc以下
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29500
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1500cc以下
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34500
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2000cc以下
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39500
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2500cc以下
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45000
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3000cc以下
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51000
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3500cc以下
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58000
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4000cc以下
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66500
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4500cc以下
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76500
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6000cc以下
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88000
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6001cc以上
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111000
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やはり軽は安いぞっと
(もっと安くするため
アルトが軽商用車で登録されたのは有名なお話)
この自動車税が導入されたのは
1989年4月消費税3%が
始まったときです
「5ナンバー」2000cc以下4700cm×1700cm以内
「3ナンバー」2000cc以上4700cm×1700cm以上
「5ナンバー」=36500円 「3ナンバー」=65000円
当時3ナンバーに乗っていた人は本当のお金持ちでした
5ナンバー登録されていた「クラウン」に当時輸出向けの2600ccのエンジンを
載せて3ナンバー登録をしバンパーにゴムのプロテクターを付けて全長を
延ばして高級感をだしていました(ボディまでは設計しなかったようです)
八代目 S13型クラウン ワイドボディ
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S13型クラウン |
ワイドボディ |
この頃(1982年)になると3ナンバー専用「ワイドボディ」が設定されました
また排気量別の税金に目を付けて排気量を2490ccに設定し全長全幅を少しだけ
広げて高級感をだした
「ディアマンテ」がバカ売れしたのも有名な話です
シーマ現象という
バブル景気が生まれたのはこの少し後です
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初代シーマ |
ディアマンテ |
そんな昔のことはともかくBENZの話です
E500に憧れている人!
自動車税毎年88000円です
(\/)
W116の450SEL6.9(ローニンで乗っていたモンスターマシン)
たとえ手に入れても
毎年111000円!!ですぞ(大笑)
普通のW124では
毎年58000円払ってます
最近10年以上の車には10%税金を上乗せしようとしてます(しました)
買い替え促進とのことですがなんか可笑しいぞっ
よく中古車を買った時、黙っていると自動車税を1年分取られるときがあります
きちんと
月割り計算で請求してもらいましょう
また車を売った時も
名義変更をすれば
自動車税は戻ってきます
きちんともらうようにしましょう
これの2重取りをする悪徳業者もいるそうです気をつけましょう
トラブルは
「自動車公正取引協議会」
電話(03−3556−9177)に相談しましょう
2.重量税 自動車重量税税額表(単位:円)
車検期間
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1年
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2年
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3年
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1t未満
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12600
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25200
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37800
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1t〜1.5t未満
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18900
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37800
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56700
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1.5t〜2t未満
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25200
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50400
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75600
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2t〜2.5t未満
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31500
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63000
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94500
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軽自動車
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4400
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8800
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13200
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うむ軽自動車は安いぞっと スマート軽仕様(笑)
重量税:田中角栄が道路予算を得るために作った税金といわれている
お金を確実に取れるように
車検とからめてあって この税金を払わないと
車検が取れない仕組みになっている
上手い仕組みである
不満なこと
重たい車の方が
道路を痛めるというならバス、ダンプその他の車はどうなって
いるんだ 営業車というだけで半分の税金というのも不思議な話だ
道路を痛めるというなら走行距離の問題はないのか
走れば走るほど道路が痛むのは当たり前だろうに
サンデードライバーの車がどのくらい
道路を痛めているというのか不思議だ
3.自動車取得税(都道府県税)
新車の場合は計算が簡単ですが(本当かな?)車両本体価格の9割が
課税価格で課税価格の5%が取得税になっています
昔は車両本体は5%オプションは3%ということでエアコン・カーナビなどは
後で装着した方が安かったです 今は本体一体式です
新車とは縁の無い人が多いと思いますので(笑)中古車のお話です
計算が複雑で普通一覧表で調べます(中古屋さんにはあります)
5年以上経過した車は大体無料です
また車両価格が50万以下も無料になりますので
事故車だとかいって購入価格が49万円という裏技(笑)も使えます
W124の場合はE500でも無料です(多分)
追加 : 恐いお話
金融もの
「会社や個人が倒産し その社有及び個有であった車が
破産管財人により売却された車」 をいいます
普通名義変更はできないがそれと関係無い車検は税金さえ払えば通せます
ですから練馬に住んでいても「なにわ」ナンバーなんです
正規の管財人(これが怪しい)が引き取りにくれば渡さなければならない
よくいう
「善意の第三者」なら大丈夫といいますが相手が相手なので
非常に度胸がいります(笑)
勿論売却もできないし廃車その他正規な手続きは一切縁の無い世界になります
それでも大丈夫な世界の人達は当たり前に乗ってます
盗難車
普通は外国に出ていくので一般の人は手にいれ難い(笑)
運悪くオークションなどで手に入ったものは書類なども完璧なので普通気がつきません
ニコイチ(2台の車を1台にする)やサンコイチ(笑)も同じ程度でしょう
このへんは有名な本
「ベンツで天国ベンツで地獄」
に詳しくでています
ついでにその当時のお話です
「三角標示板の裏話」 です