オールドJBLをレストアする
「家に20年以上鳴らしていないJBLがある」 この一言で始まったJBLレストア計画
さてオールドJBLの正体は?
ヒント
「35年ぐらい前に買った」「3wayでウーハーは25cm」
「とっても重たいけどなんとか一人で運べる重さ」
「ブックシェルフスピーカーで高さは60cmぐらい」
どうやら43シリーズではなさそうそうするとSシリーズかLシリーズ
年代から考察するとLシリーズの3wayそうするとL100かな?
ホームページのネタにするからと言って預からせてもらう果たしてスピーカーの正体は
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なんとか部屋に入れて音出し |
300TEで持ってきたスピーカー見てみたら
「L110」 で
調べたら1978年からの製造で当時の価格13万円(1本)でした
ウーハーはエッジがボロボロで(JBLはウレタンエッジなのでそうなる)
スコーカーツィターは見た目は異常がなさそうです
音をだしてみるとウーハーが無いので変な感じですが一応JBLサウンドが聞けます(^^)
アッテネーターを弄ってみてもガリが無く音質の差が聞こえます一応こちらはOKです
―――――――――――― オールドJBLスピーカー分解編 ――――――――――――
部屋に持ち込んだ時から感じていたこと
「臭い〜 とっても臭います」
タバコのヤニ(所有者は喫煙家)と長年仕舞っておいたカビがケミストリーして(笑)
鼻が曲がりそうですまずは掃除をしなくては
サランネットを洗う
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洗剤で洗う |
出てきた汚水 |
本当は枠を外して布を洗うのですが枠ごと丸洗いです
最初は黄色く変色した汚水がでてきますが4回目ぐらいからキレイになってきます
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キレイになった |
陰干し |
「ウーハーの取り出し」
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M3ヘックス |
パッキン付き |
3mmのヘックス(六角)4本で止まっています外してみても外れません??
こじってみると「パッキン」が外れました固着していたようです
慎重に配線を外します(端子は差し込み式で押すと外れます)
緑のコードでマイナス側には黒い線が入っています重い!!
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単体で7kg |
裏側のプレート |
ウーハー単体でもとても重たいです測ってみたら7kgありました
裏側はこうなっていますアルニコ磁石か??(答えは後ほど)
「スコーカーの取り出し」
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M2ヘックス |
接着剤付き |
2mmのヘックス(六角)4本で止まっています外してみても外れません??
こじって外しましたお陰でこんな跡が(笑)接着剤で固定していたみたいです
コードの色は白でマイナス側は黒い線「ファストン端子」なので間違いようがないです
バックキャビティで分離されていて中は吸音材が一杯詰まっていますこれも臭います(笑)
「ツイッターの取り出し」
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M2.5とM2ヘックス |
プレート付き |
2.5mmのヘックス三箇所でプレートが止まっています
ツイッター本体は2mmのヘックスで止まっています
ウーハーの穴から手を入れてツイッターを受け取ります
後プレートを外してコードを抜きます黄色でした
これで左右すべてのユニットが外れました改めて
各ユニットの考察
をします
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Model LE111H |
直径25cm |
ウーハーユニット有名なアルニコの「LE111A」でなく「LE111H」でした
調べてみたら
「L110A」 というもので1980年マイナーチェンジしたもの
ちなみにお値段は165000円/本と上がっています
ということは1970年代末コバルトが希少になりJBLもフェライトに移行せざるを
得ない時期で1980年マイナーチェンジ製造ということもガテンがいきます(少し残念)
スコーカーは13cmコーン型「LE5−10」というもの
センターキャップが潰れている以外問題はなさそうです
ツイッターは2.5cmドーム型「033 926」と書かれていました
磁力も強くこちらもセンターキャップが潰れている以外問題はなさそうです
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ツイッター |
033 926 |
端子を磨いて一時保管しておきます
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ウーハー |
逆さにして保管 |
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スコーカー端子を磨いて |
真空パックで保管 |
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センターキャップを潰さないようにして |
気化性防錆材に包んで保管 |
次は
「エンクロジャーの磨き掃除編」
をどうぞ