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作業内容と運転の仕方


作業内容:

基本的に夜間作業ですスキー場がクローズドしてお客さんがいなくなったら作業を開始します
一晩中働いて明け方終了しますそれから整備・修理などをして仮眠をとって夜に備えます
結構ハードな仕事です

1:ゲレンデの整備

シーズン初めは雪をかき集め、降雪期間は除雪をします
シーズン終了時には雪をかき集めなんとか5月の連休(営業終了時)までもたせます

雪山での作業 編隊を組んで


2:こぶ削り

ゲレンデは自然にこぶができてます(地形の関係です)
こぶの頭を削って谷に入れて平らにします 技術がいります

3:片斜面の修正

ゲレンデは必ず傾いています。斜面に沿って走り斜度を無くすようにします
平らにするには高度な技術がいります 名人芸を発揮する人がいます
谷を埋めたり、橋を修正したり、道を作ったりしています


4:大会の準備

ジャンプ台を作ったり、スタート台を作ったり、ゴールを平らにしたり荷物を運んだり
大会があると色々と働らかせられます(^^;でもこれが楽しいんですね
大体草レースですけど(オリンピック級になると全国から腕自慢が集めらます)

こんな感じです

スタート台作成 スキー大会

でも普通は夜間のゲレンデ整備が主になりますではコクピットに座ってみましょう

コクピット 左ハンドル


シートは 『レカロ』 が入ってます(^^)エア調整もできて大変豪華です
ステアリングです両手でもってないとキックバックが凄いです(ある種の4輪駆動車です)

スタートはキー式で車と変わりません暖気をしっかりやります
走り始めたら12時間は乗りっぱなしですから

実際は燃費非常に悪く4時間ぐらいで空になります 給油中に一休みです
勿論給油は自分でやります タンク容量は約120L入ります

運転はオートマなのでアクセルを踏めば走ります
広いゲレンデなのでゆっくりに見えますが35km/hぐらいはでます

スピードメーターは付いてませんタコメーターとアワーメーター 他です
オーバーレブは絶対厳禁です イエローゾーンで活動します(笑)

右手のレバーを倒すと前進 後ろに倒すと後進します
基本はステアリングを切るとその方向に曲がります
(両側の履帯に駆動系が入っています 戦車と同じで『ピポットターン』ができます
(これやると怒られますが)今までの説明だけなら簡単です・・・

が、が、が、実際はブレード(前にある金属板)を動かしたり
(それも3枚あるし、上・下・斜め・閉じる・開けるなどしながら)
後ろのミルの回転数の調整(雪の状態で替える)上下・刺さり方
クラッチ(エンジンの回転数と動力のつながり具合)両手両足フル回転です(左足だけは空いている)

こんな感じです

ミルを使った登り ブレードを使った雪かき

登ったり降りたり(急斜面は特に注意します)滑ったり雪崩の危険もあります

そうすると
ゲレンデ 急斜面

このような素晴らしいゲレンデ(コース)ができます\(^^)/

しかし実際は
吹雪 雪の中での作業

こんな吹雪の中や夜間真っ暗の中での作業が多いです
ではなんで真っ暗の吹雪の中で作業ができると思いますか?


目標物が頭の中に入っていますそれを強力なサーチライトで照らしながら進んでいくのです
無線で交信しながら作業しますが慣れるまで大変です

ベテランの人は驚くほど正確に丁寧にできます(段差継ぎ目ですこれを見れば腕が分かります)

簡単に雪上車の説明をしましたが「大型免許と特殊免許」「作業免許」など必要です

広いゲレンデで一人真っ暗の中走っていると異次元の世界に迷いこんだような
不思議な気がしてきます(懐かしいです)



最後に『すずたかの整備ROOM』風にまとめますと

本当にドイツ人(この場合は設計者及び技術者)というのは
自分の設計したものに自信をもっています

いくら日本で合わないといってもこれで大丈夫だと思ったら替えようとしないです
実際にドイツ技術者が来て「日本の雪質はドイツと違って湿気が多いのだから」

といっても納得するまで変更しなかったです(履帯の材質など)

これが日本のメーカーだとすぐ仕様変更になるのですけど


こんなの乗ってましたシリーズその2

「ロータスコルチナのお話」 です




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