W124フロントハブベアリング調整方法
フロントから音が出だしたら「ハブベアリング」を疑いましょう
まずは調整法からマスターしましょう
W124のハブベアリングは円錐ころ軸受(テーパーベアリング)が使われています
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テーパーベアリング |
フロントローター |
テーパーベアリングが収められています当然バックラッシュ(がた)が生じます
ハブベアリングのガタの確認方法
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ガタの点検 |
内部の構造 |
タイヤを上下左右にゆすって上下にガタがある場合は
『ハブベアリング』
左右に動く(ガタがある)ようなら
『タイロッドか他の脚周り』のガタと言われます
(ローターがパッドに挟まれているためガタはかなり強くゆすらないと分かりません)
(本来ならこのようにリフトアップして両手でタイヤを揺するぐらいやって点検します)
作業手順です
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ジャッキアップ+ウマ |
センター部分の拡大 |
ジャッキアップしてウマをかけますホイルを外して真ん中のキャップを外します
硬く嵌っていますので大きなマイナスドライバーで少しづつこじるように外します
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雑音防止ピン |
ステアリングナックル |
『ラジオ雑音防止用ピン』を外します折らないように注意
ガタを調べなくてはならないのでまずブレーキパッドを緩めます
本当は外した方がよいのですが今回は簡易に隙間を開けるだけにしました
手でローターを回して重さを感じ、上下にゆすってガタを調べます
こんな簡単な方法でも左右のガタの差が良く分かります
調整方法です
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5mmヘックス |
22mmオープンスパナ |
5mmのヘキサゴンでクランプボルトを緩め取り外します
22mmオープンスパナでハブナットを慎重に締め込みます
手でローターを回しながらやると重たくなります そこで一旦止めます
その位置から1/3ぐらい戻してプラスティックハンマーでセンターを叩きます
手でローターを回しながらガタを見ながら(感じながら) 微調整していきます
本当はダイヤルゲージを使って正確に遊びを見ながら調整をします
次はそのダイヤルゲージを使った本格的な
『ハブベアリング交換編』