サーモスタットのお話
「ボトムバイパス」と「インラインバイパス」
代表的なL型エンジン(NISSAN直六2千cc)などではエンジンの出口に
(ラジエーターに行くアッパーホース取付け部分)サーモスタットが付いています
BMWのエンジンではエンジン入り口にサーモスタットが付いてます
サーモストットで制御してウオーターポンプでエンジンに送ってます
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入口制御 |
出口制御 |
左側がBMWなどで使われている型式です 右側が国産車などで使われている型式です
インラインバイパスの場合
エンジンをかけるとエンジンブロックとバイパスホースの間だけで循環します
クーラントが温まってくるとサーモスタットが開いてラジエーターから冷たい水が
入ってきて適温になるとすぐにサーモスタットが閉じます
そしてちょっと高温になると少し開くこのように可変という感じで水温が制御されます
ボトムバイパスの場合
エンジンをかけるとエンジンブロックとバイパスホースの間で循環します
ここまでは同じですが エンジンが暖まりサーモスタットが開くと
ラジエーターの水がどっとエンジ側に流れてきます
が、エンジンが冷えても水は流れ続けます
その水がシリンダーを通ってサーモスタットに到達したときにようやっと
サーモスタットが閉じて水の供給を止めます どっと入ってどっと止まる訳ですね
その結果、エンジンブロックは大きな熱膨張・収縮を繰り返しながらようやっと
定常状態に落ち着きます
どちらが優れているか分かりますよね(^^)
W124の場合にはこのようなものを付けて制御しています
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ヒーターバルブ |
分解 |
ヒーターバルブです故障すると熱風がでたりエアコンが効かなくなります
中はこのように弁で細かく調整できるようになっています
故障すると厄介ですがこれで素晴らしくヒーターの効き目が早いです
やはりBENZって寒いドイツの車なんですね(^^)
こちらのホームページ参考にさせてもらいました
「車のエンジンオイルと添加剤のホームページ」
「オーバーヒートの対処と対策」
どうもありがとうございます
次は
『高性能クーラントのお話編』
です