三角表示板編

昔ある日突然「道路交通法」が改正されました

道路交通法施行規則第９条の１７
制度の概要

高速自動車国道等において故障その他の理由により自動車を運転することが できなくなったときは当該自動車等が故障その他の理由により停止しているもの であることを表示するために運転者が後方から進行してくる自動車の 運転者が見やすい位置に停止表示器材置かなければならない

一：板状の停止表示器材(次条において「停止表示板」という)にあっては
次に該当するものであること

イ： 略・略・・・中空の正立正三角形の反射部を有するものであること

ロ： 夜間二百メートルの距離から前照灯で（略）（略）（略）（略） 　　反射光を容易に確認できるものであること

ハ： 反射光の色は、赤色であること

ニ： 路面上に垂直に設置できるものであること

お役所の文章は難しい

要は高速道路で故障したときには 三角表示板を置かなければならない
三角表示板は国家公安委員会の認定番号(基準適合ＴＳマーク)がなければならない

本当に突然こんなこと言われました実際は新聞や雑誌などで大々的に掲載されました
車関係の雑誌も今ほどマニアックではありません（ＪＡＦメイトを想像して下さい）

「三角表示板を持ってないと走ちゃいけないだぞ」という噂が流れてきました
カー用品店などで購入するようにと追い討ちをかけてきます
（その当時は今みたいに大きなカーショップはあまりありません）

ＪＡＦが盛んに宣伝してます「高速走るのに必要です」「万一の故障時に」
などという記事がパンフレットや新聞などに毎日のように見ます

ＪＡＦなどはまだ良い方で 「これが無いと捕まります」「道交法違反です」
など散々脅かします

まだ無知な国民はコロッとだまされます(笑)早速カー用品店へ買いに行きます
確か ６５００円ぐらいしたと思います

「高いな〜もっと安いの無いの」
「これは政府で決まられたもので この値段で統一されています」
「ふ〜ん　じゃあしょうがないなあ　これ下さい」

ＴＳ基準品	国産三角表示板

ずっしり重くどこに置こうかな邪魔だなと言うのが正直な気持ちでした
新中古車などは愛車セット＋三角標示板で表示価格＋備品代に
なっていたような気がします　親切といえば親切なんですが

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と普通はこれが一般的な内容です


でも裏ではこんなことあったと思います(多分)

「三角標示板のお話」　です