M104エンジン解剖編 その3
いよいよシリンダーヘッドを外してヘッドガスケットを見ます
俗に言うヘッドガスケット抜けとはどういう状態なのでしょうか
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点火プラグ1・2・3 |
点火プラグ4・5・6 |
点火プラグを外します 手前から1番2番と番号を付けます
焼け具合や異常を見ます 特に問題はないようです
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カムシャフトスプロケット |
合いマークのペイント |
タイミングチェーンを外しますのでポンチでマークを付けます
左右のカムシャフトスピロケットとチェーンの合いマークです
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カムシャフトポジションセンサー |
エキゾースト・マニホールド |
カムシャフトポジションセンサーはすでに外してあります
いよいよアッパータイミングチェーンカバーを外します
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二本の位置決めピン |
ボルトを外します |
ボルトを外していきます(2本はエンジンリフトブラケットと元締めされてます)
内側の二本の位置決めピンが見えます
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無事外れました |
内側の様子 |
アッパータイミングチェーンカバーが外れました
内側はこんな感じです ここのオイルシールも交換です
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チェーンテンショナー |
コの字シール |
チェーンテンショナーが外れているので緩んでいるチェーン
これが噂のコの字パッキンです溝にはまっています
もっと分かりやすい写真を載せています
『こちら』 をどうぞ
M104エンジンのコの字パッキン交換作業が大変なのがよく分かります
溝に新しいパッキン(新しいから弾力がある)を嵌め込んで
チェーンカバーを取り付けます(ピンがあるので水平方向に押し込む)
この時にコの字パッキンが押されてずれてしまいます(こうなるとやり直しです)
A:コの字パッキンを温めて柔らかくする
B:コの字パッキン上部にオイルを塗る
などの対策をします
ある整備士さんに聞いたところ
「超薄い銅版を差し込んでオイルで滑らしてセットする 無事セットできたら
銅版をゆっくり抜く」 こんな方法もあるそうです
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スプロケットの合いマーク |
スプロケットを外す |
エキゾースト側カムシャフトスプロケットに合いマークを付ける
3本のヘキサゴンを取ってスプロケットを外す
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裸のエンジン |
シャフトベアリングキャップ |
カムシャフトベアリングキャップの識別マーク 5番かな?
ここまで進めたらいよいよシリンダーヘッドボルトを外します
これでヘッドガスケットとご対面できます さてどうなっていますか
「これは酷いヘッドガスケット編」 です